神津島『都島タクシー』のおすすめスポット

都島タクシーがおすすめするスポットをご紹介します。

 

前浜海岸

村の正面に位置し、ほとんどの宿から徒歩10分圏内にあるので夏場もっとも多くの海水浴客でにぎわう海岸。約800メートルにわたってきめ細やかな白い砂浜がつづく、神津島を代表する海岸のひとつ。前浜沿いの道路脇にたたずむ水配り像は、神津島という名の由来をとされる神話のワンシーン。伊豆諸島の中でも特に良質で豊かな水に恵まれた神津島だからこそのエピソードです。

神津島に来る人の多くがまず最初に目にする事になるのが前浜。天気によっては多幸湾の方に客船が着くからね。離島ブームの頃はあそこにびっしり人が寝そべっててすごかった。お客さんいないのも寂しいけど、あんまりたくさんいてもお客さんが気持ちよくないだろうね。

多幸湾

海水浴・磯遊びはもちろんシュノーケリングから本格的なダイビングまで、様々なマリンスポーツを満喫できる、観光客に人気のスポット。多幸湾ファミリーキャンプ場からも近く、夏場は家族連れで賑わいます。天上山から切り立った白い岩肌を取り囲む真っ青な空と海とが生み出すコントラストは圧巻。ここから見る日の出の美しさも折り紙付きです。

ここの海の透明度は島内でもピカイチ。磯遊びもできるし、桟橋では釣りしたり、家族連れには最高ですよ。多幸湾は湧水も有名でね、過去にお客さんで50リッターくらいもって帰った人や、おばあちゃんが癌になったんでって汲んで帰った人もいましたよ。

赤崎遊歩道

島の北西部に位置する赤崎の入り江を囲むように設置された木造の遊歩道は全長約500m。子ども達に大人気の飛び込み台や、岩礁と岩礁を結ぶ吊り橋、太平洋の大海原をのぞむ展望台などもあり、海水浴やシュノーケリングはもちろん、散策にも最適です。赤崎周辺は伊豆諸島でも有数のダイビングスポットとしても知られ、多くのダイバーに愛されています。

小学生くらいの子どもがいる人はほぼ100%行くところ。ダイビングの人たちもまず真っ先にくるのがここみたいだね。神津島は海中地形のバリエーションが豊富らしくて、ベテランの人からビギナーまでが楽しめるみたいですよ。

観音岩(天上山黒島登山口より)

天上山黒島登山口を過ぎて、多幸湾方面に250メートルほど進むと見えてくるのが観音岩。天上山の稜線に観音様がたっているように見え、雲や霧などでかすむと非常に幻想的。また、進むにつれてどんどん視界が開け、多幸湾を見渡すことができる絶好の展望スポットになっており、天上山山頂から、黒島登山道を通って多幸湾まで一気に下ることができるため、ハイキングコースとしても人気が高い。

観音岩っていうけど角度によっては普通の大岩だからね。そんで見逃さないようにって小学校の先生が、覗き穴と風の音を聞く道具を設置してくれたから、いまはもう通り過ぎる心配もなくなったんだよ。ちなみに、ここはわたしの普段の散歩コース。

神津島灯台

神津島の南西部に位置する、真っ白に塗られ少し小ぶりな立ち姿が印象的な自家発電式の灯台。灯台に登る坂の途中からどんどん視界は開け、灯台の建つ断崖絶壁の上からは太平洋の大海原が一望できます。灯台の周囲には芝生が広がり、季節によってはスイセン、カンナ、ハマユウ、マツバギクなどの花が、彩り美しく見事にさきほこるため、島内の散策やハイキングには最適です。

ここからの眺めは最高。日によって全く見える景色が変わるんです。湿気の多い日は見渡す限り水平線だったり、空気が澄んでいる冬場は富士山なんかも見えたりね。夜なんかもいいけど、あるのは灯台の光だけだから足下に気をつけてね。

ありま展望台(ジュリア十字架)

島の南西端に位置し、前浜の全景と集落を一望できる展望スポット。その隣にたつ白い十字架は、江戸時代のキリシタン禁止令により神津島に流刑となり、ここでその一生終えた「おたあジュリア」を偲んでたてられたもの。島民の生活向上に尽くしたといわれる彼女を偲び、毎年慰霊祭が行われており、流刑地であった島の歴史を感じられる場所です。

ここから見るとね、神津島の集落ってほんと小さいなってわかるよ。この島には多くの神話があるけどね、「おたあジュリア」の話も本当に物語みたいな話なんですよ。実際にあった話だし映画になってもおかしくないと思うんだ。いつかだれかが映画にしてくれないかな、なんてね。

阿波命神社

長浜海岸に面した参道を歩くことおよそ5分。前浜の物忌奈命神社、多幸湾の日向神社とあわせて、伊豆諸島の中でもひときわ格式を誇る神社で、「続日本後記(869年成立)」に記される古社として知られています。旧社殿跡に残る玉石積みや海岸など周囲のたたずまいはその記述と一致しており、社域一帯を含め、東京都の史跡文化財に指定されています。

神津島はけっこう由緒正しい神社が祀られているんですよ。いくら神津島は小さいっていっても、村落内だけでも14の名所や史跡があるんです。車で行けないお堂もたくさんあるから、全部を回ろうと思ったら何日かかけないと難しいかもね。

千両池

その昔、ここに迷い込んだ大量の魚が島に多くの富をもたらしたことから、「千両池」と呼ばれるようになったといわれています。池と名前が付けられているが、実際には海と繋がっている入り江で、その周囲を丸く岸壁で囲まれており、海が荒れた日でも水面が比較的穏やか。火口跡であるため水深も深く、スキューバダイビングの隠れスポットにもなっています。

片道15分くらいなんだけど、これがまたキツいんだ。よじ上ったり滑り落ちたりしながらで。ただね、それだけの価値は十分にあると約束できる。見たことの無い風景が広がっているよ。できればスニーカーで行った方がいいかな。あと飲み物も忘れずに。

天上山(白島登山口より)

山頂までは約20分の登山道。広々した頂上部から広がる大パノラマは、空気が澄んでいると、富士山や房総の山々、時には南アルプスまでも見渡すことができるほどの絶景で、新東京百景に選ばれています。また、神聖な場所として長年立ち入りが制限されてきたことから生態系が維持されており希少な草花も多く、花の百名山にも指定されました。もちろん爽快な潮風を感じながら見る眺望はまさに絶景。登った人だけが得ることができる特権です。

こっちは6合目まで車であがれるから、頂上までは早い人だと15分もかからない。小一時間でも登り降りできちゃうから、帰りの船や飛行機を待つ間にのぼっちゃおうなんて人も。あんまり体力に自信の無い人にもこっちがおすすめ。ちなみに黒島から登ると40分くらい。

温泉保養センター

島の西端に位置する沢尻湾に面した村営の温泉です。太平洋の大海原を眺めながら入浴できる露天風呂は3種類。潮騒を聞きながらの入浴は格別です。内風呂も含めると、サウナや打たせ湯など大小あわせて6種のお風呂があり、疲労回復にも最適です。泉質はナトリウム塩化物強塩泉で肩こり、神経痛、腰痛、五十肩、冷え性、慢性婦人病などに効能があるとされています。

やっぱりダイビングのあとに体をあっためたいとか、ハイキングのあとに汗を流したいとか。たくさん遊んでたまった疲れをとるには、やっぱり温泉が最適だよね。温泉に入りながら眺める夕日は特に最高ですよ。露天風呂は混浴だから水着必着。忘れずに!